キューライス記

1985年生まれの男。漫画、イラスト、アニメーションなどを描きます。お仕事のご依頼はこちらのアドレスにどうぞqraisqrais@gmail.com。       キューライス制作の短編アニメーション「鴨が好き」公開中https://www.youtube.com/watch?v=48-RA4BNXVc

ネコノヒー「おみやげケーキ」/Souvenir cake

もう、腰と肩、右手が痛くて痛くて…辛い…、でも、働かなくては…。仕事があるだけありがたいのだから…。

 

最近「ゴードン・スミスのニッポン仰天日記」という本を読んだのですがなかなか面白かったです。

ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

明治32年の日本の様子、その匂いまでも感じられて良い。時に辛辣なコメントもずばっとしてて面白い。

「センソージに寄った。神が祈りを届けてくれるようにと、皆ひもを引っ張って鈴を鳴らす、彼らの宗教に関しては訳がわからない」とか

「私の料理人は役立たずだ」とか

「トーキョーの匂いはどんなところでかいだ悪臭より強烈だ」とか

「奇妙な作りの日本式浴槽は茹で卵にされるような気分になる」とか

かと思えば

「日本式の家はトラブルさえなければ快適で住みやすい、庭はさながら宝石のようで、いくつもの大きな踏石、石灯籠、魚のいる池、岩、カエデの木などいろいろなものが集まって、まさに完成されたひとつの芸術品である。ヨーロッパ人ではこんな具合に石一つ満足には置けないだろうし、木一本植えることができないだろう」と絶賛する。

 

美しい日本女性には大変好意的なのにたいして、ふんどし姿で醜い漁師などは野獣のようにひどく描写してしまう、著者の正直さが憎めない。

ともかく、外国人の目を通してでも明治32年の東京の元旦の様子などが垣間見れて嬉しかった。

当時の写真や絵もついているのが尚良いです。(打首獄門の写真はぎょっとしたけど)

 

では今日の漫画をどうぞ。

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スキウサギ 4

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ネコノヒー 3

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