ネコノヒー「ラップ」
こうなったときの絶望感たるや…。
こういう漫画を描いた時に例えばタイトルを「サランラップ」にしてしまうと問題が発生するかもと心配になる、もし「サランラップ」が商品名だった場合、その会社の商品をけなすという結果になり、損害を生じさせてしまうからです。だからタイトルは「ラップ」にしました。自分の中のリスクマネージャーはなかなか有能です。
最近、事故や通り魔のニュースが多くて悲しいですが、私も出かけた時にいつ事故や通り魔にあって死ぬかもわからないということですよね。
私は毎日「今死んだらどうか」と朝な夕なに考えるようにしています、というか考えてしまう。死ぬ事を考えるのは悪い事ではないと思います。
「毎朝毎夕、改めては死に死に、常住死身になりて居る時は、武道に自由を得、一生越度なく、家職を仕果すべきなり。」『葉隠』より
ですね。正直な話、今目の前に死神が現れて「お前は明日心臓発作で死ぬ」と宣告されてもなんら慌てたりしないです、人生で思い残すことは何もないんです。アニメーション作家にもなれたし、CMディレクターにもなれたし、漫画も出せたし、絵本も出せたし、びっくりするほど悔いはないです。自分でも引きます。
あ、その場合、今週末の名古屋パルコでのサイン会に行けなくなるのはちょっと悔いかも…。