吉田戦車先生 - キューライス記

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吉田戦車先生から色紙を頂いてしまいました…。

あまりの嬉しさにゴラムと化してしまいそうになりました。

「どの漫画家に一番影響を受けたか？」と訊かれたらまず最初に出て来るのが吉田先生のお名前、吉田戦車さまがこの世に存在してなかったらキューライスも存在していなかったです。漫画を描くこともなかった。

私にとって神様のような存在、それが吉田戦車先生なのです…。

小学校の頃に出会った「伝染るんです」に夢中になって、4コマ漫画を模写までしていました。それ以降、私の「おもしろい」の基準は「伝染るんです」になりました。

そんな私だから、どんなに意識しないで漫画を描いても「吉田戦車っぽい」と言われてしまうのです。仕方ありません、骨身に沁みついた吉田エキスは一生消えないのです。

「わあ、すごくおもしろいまんがが、かけた」と思っても、しばらくして見返してみるとほぼ「伝染るんです」に載ってる漫画と同じ構成のものを無意識に描いてしまうことが今でもあるのです。ものすごい冷や汗が出ます。

漫画のみならず吉田先生の書く文章、旅行記、エッセイ、俳句にまで多大な影響を受けました。エハイクのモノマネを昔ここでこっそりやっていたくらいです。

特に短編集「若い山賊」に収録された「せんせいさよなら」が好きすぎて、本気で短編アニメーションにしようと思い、絵コンテを勝手に描いたり、原作である古いの教師向けの本「徳育教育話材百選」を古書店を歩きに歩き回って、ようやく手に入れたほどです。

漫画という道と面白さに気づかせてくれた、数々の名作…。

吉田戦車先生ほんとうにありがとうございます。

朝な夕なに色紙の前をうろうろしようと思います。

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でも、最近は奥様である伊藤理佐先生の漫画のファンでもあります…。