悲熊「夏のボーナス」

絶望…。

私はボーナスがちゃんと出る会社に所属していたけど、ボーナスが振り込まれたから特別なものを買うとか同期と飲みに行くとか、いっさいしなかったなあ…。毎月使うお金は厳密に決めてあるから…。それに飲みに行くような同期の友達ひとりもいなかったし…、いまも連絡先を知ってる同期が一人もいないし…。

思えば大学時代もアニメを作る目的以外での友人はひとりもいなかった…、授業に出る以外はずっと家にこもって短編アニメ撮影してたし、昼休みは一人でにぎり飯をさっさと食って、図書館で本読んで、野良猫を撫でてた…。わずかな期間恋人はいたけど。

友達がいない…でも、それで何か思い悩むこともないのが、問題なんだよな…。

世捨て人に向いてると思うんだよな、私は…。

スキウサギ(2) (書籍扱いコミックス)

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