「あおむけイヌ」
あおむけ会の広報VTRかな?
漫画と関係ないけど、
私は新旧問わず不思議な話を読むのが好きなんですが、その中でも好きな話をかいつまんで紹介しますね。
昔、小早川秀秋に仕えていた茂左衛門という人が、秀吉公の正室であった北の政所殿へ使者として参ったおり、待ち時間の間、そこの女中とよもやま話をしていた。
茂左衛門が「どのような大名高家のものでも人として変わった癖や振る舞いがあるものだが、太閤秀吉公がご存命の折は何か変わった所はありませんでしたか?」と女中に尋ねた。
女中は「秀吉公は寝室に入られると内側から掛け金をして、『目覚めるまで決して起こしてはいけない』とおっしゃいました、しかし、あまりに長く御休みになっている間に家臣の方々が急な御用で参られ『是非うかがいたく…』と申されるときには、やむおえず寝室の障子に針で穴を開けて、中を覗き見ました…、
すると、秀吉公のお身体が広いお座敷いっぱいに膨れていることがございました…、ある時はそこまでではないが3〜4畳くらいに広がって見えることもあって…、まことに身の毛のよだつ思いが致しました…、なにかにつけ尋常な御方ではなかったものです…」と語ったという。
青葱堂/冬圃 記「真佐喜のかつら」その五より
こういう話…大好き!