短編アニメーション企画「ぼくのニンジン」
5月病に悩まされている皆さん、いかがお過ごしですか?
私も5月病に苦しんでいますが、幸いなことに寝る前に嘔吐するくらいでとどまっています。
そんな揺れる精神を落ち着けるのに最適なものを皆さんご存知でしょうか?
それは短編アニメーション作りです。
一人で何千枚もの動画を1年以上かけて黙々とこなす行為は、さながら写経のように心を鎮めてくれるのです。
そして、写経と同じで一文の儲けにもなりません。
「短編アニメーションを作らない者は愚か者だ、しかし、短編アニメーションを作る者はそれ以上の愚か者である」 という格言がロシアにはある(ない)
今現在私は「ぼくのニンジン」というタイトルの短編アニメーションを製作しています。ウサギが主人公のアニメーションです。
まず最初はこんな絵から入りました(無印のメモパッドに描いている)
はい、描いた私もよくわかりませんでした。
しかし、この落書きから「お腹を減らせたかわいそうなウサギ」というエッセンスだけ抽出し、そこにコックという別のキャラを突っ込むことで物語が生まれました。
思いつきだけで作った前作「鴨が好き」に比べて今度の作品はわかりやすいものになると思います。
ここで絵コンテを一枚だけお見せします。これです
みてください、見事に真っ白な《アクション》の枠を…。
これが許されるのはスタッフが私一人だけだからです。
どんなお話かは出来上がってからのお楽しみです。