食べたい映画「ゴッドファーザーⅢ」のカンノーリ
今年最後の「食べたい映画シリーズ」は「ゴッドファーザーⅢ」のカンノーリです。
このシリーズを思いついたきっかけになったとも言えるくらい、食べたいお菓子、それがカンノーリです。
カンノーリはイタリアの伝統的なペストリー菓子で、小麦粉ベースの筒状の生地を油で揚げ、中にリコッタ・チーズにバニラ、チョコレート、ピスタチオなどの風味をつけたクリームを詰めたもの。
サクサクした生地が非常に美味しそう。
イタリア系移民の物語である「ゴッドファーザー」シリーズでは一作目に裏切り者を始末したあとのクレメンザの「銃は置いていけ、カンノーリを取ってくれ」 (Leave the gun. Take the cannoli.)という台詞で登場する。
画面上にカンノーリが登場するのが三作目、黒幕であるドン・アルトベロにコニーが毒を盛ったカンノーリをプレゼントする。
そのとき日本語字幕だと「修道院の尼さんに作ってもらったのよ」だが、日本語吹き替えだと「修道院の尼さんに作ってもらったの、そこの尼さんとっても無口だけど味は抜群なの」とより詳細に話している。
ただの尼さんと無口な尼さんでは大きな違いがある、こういうときばかりは日本語吹き替えの良さを実感する。
そして、用心深いアルトベロは「痩せてる君から食え」とコニーに勧め、コニーが一口食べたのを確認してから口に運ぶ。
そして、カンノーリの魅力に抗えなかったドン・アルトベロはオペラ観劇中もノリノリでカンノーリをパクつき、終演間際になって終焉を迎えるのであった。
シチリア人を虜にするカンノーリの魅力、恐るべし…。
そして、ああ、食べてみたい…。
完璧な二作目に比べて批判されることの多い三作目ですが、私は好きです。
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そういえば前にこんな4コマも描きましたっけ…