旅行
出不精というとそれっきりだけど、私はめったに旅行をしない。
どこか遠くへ行って新しい経験をするのはとても魅力的だとは思うのだけど、私にはやらなくてはいけないような気がするいろんなこと(おもに自主制作の短編アニメーションの作画)があるし、なによりそっちのほうは紙と鉛筆とPCがあればいくらでも時間が潰せるので旅行よりぐっと安上がりだ。
それに私にはほとんどといっていいほど友達がいないため、旅行する段となれば自ずと一人旅になる。
青白い顔で無精髭を生やした私が、山奥の旅館に一人でやってきたら女将さんに「もしかしたら…」なんて心配されてしまうかもしれない。
そして、多分だけど荷物のなかにはライトテーブルとタップと動画用紙が入っていて、せっかくの旅先でもアニメ制作をする可能性が大だ。
私にとって自宅だろうが旅先だろうが恋人の家だろうが、手が止まっていること自体が苦痛なのだ。
それでも昔はわりといろいろなところへ行った、ニューヨークでエンパイアステートビルに登ったし、ラスベガスでエルビスのものまねショーも観た、ノートルダム大聖堂にも行ったし、メイン州の川辺でバーベキューもした、ハリウッドもフロリダもハワイも行った。
若くして色々な場所に行きすぎた反動なのか、これでもう十分のような気がしてならない、もう十分地球は見物したように思ってしまう。ほかに行きたいところも思いつかないし。あとは三途の川を見物できたら御の字だ…。
そんな私がこの夏、4泊5日で広島に旅行に行ってきました。
私のずっこけ道中記は次回の記事から記していきたいと思う、しかも、1日を2回に区切って…。だって今、製作中の短編アニメ「鴨が好き」が作画クライマックスなのに全然進んでおらず、このブログに上げる記事ネタも少なくなっているのですから…。
すみません…。
目玉焼きの縁の焦げ目になにか名前をつけようとするくらい暇な方は、是非見てやってください。