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キューライス。

1985年生まれの男。漫画、イラスト、アニメーションなどを描きます。ご質問、ご依頼はこちらのアドレスにどうぞqraisqrais@gmail.com。       キューライス制作の短編アニメーション「すばらしい仕事」公開中https://www.youtube.com/watch?v=tWVb0_DdyrA

弱音

イラストレーション

弱音。

「もう嫌だ」とか「疲れた」とか「死にたい」とか。

皆さんは弱音をよく口にするだろうか。私は結構口にする、朝起きてシャワーを浴びながらの「めんどくさい…」から始まって、大変な仕事から解放されて夜遅くに帰宅した際などは靴を脱ぎながら弱音のオンパレード、「なんでこんなことをしなくちゃならないんだ」「もう生きたくない」とブツブツ呟くし、休日の一人篭って数千枚の動画を塗っているときも「めんどくさいめんどくさい」と数え切れないほど呟く。

暑ければ「あっつ」寒けれは「さっむ」、心の赴くままに口が動く。

 

弱音を口にすると気持ちがさらにネガティブになるし、運気も下がるからやめたほうがいい、と何かで見聞きしたのを覚えているが、それでもふと気がつくと弱音が口の端から漏れている。

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私の父はかつてはホテルマンの仕事をしていたが、いまは退職している。

そんな父は高倉健のように剛直で、まるでかつての御家人のような人、驚くべきことに私は父の口から弱音が漏れるのを聞いたことがない

「つらい」「やだ」「痛い」「暑い」「寒い」などのワードを一切言わないのだ。これはなんてことないようで、実はすごいことなんじゃないかと思う。私もそんな父を見習って、寡黙で頑強な男でありたいとは常々思うものの、バルブの緩んだ蛇口のように、知らない間にやはり弱音は漏れ出てしまうのだ。

だって実際に面倒くさいのだから「めんどくさい」と言ってしまうのは自然の道理といえまいか。

以前なにかのドキュメンタリーで宮崎駿氏が「大切なことって大抵、面倒臭いんですよ」と言っていたのを思い出す。確かに、逆に面倒くさくないことはいつもどうでもいいことばかりだ。

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「めんどくさい」と言う代わりに「素敵にハッピー」と、「もうやだ」の代わりに「リリアント!」言うようにすれば多少運気が上がりそうな気がするし、気分も高揚しそうなものなのだが…(友達は減りそうだが)。

ああ、こんなくだらない記事書いている間にも時間が減っていく…、アニメーション制作は遅々として進まないのに…もうやだ…疲れた…めんどくさい…。