落語「黄金餅」
あらすじ
ケチな乞食坊主の西念は重い病にかかり命を落とすが、死ぬ前にしこたま貯めた金を餅に包んで全部飲み込んだ。一部始終を覗き見した金兵衛はなんとかその金を手に入れようと、西念を焼き場へ運ぶ。
大好きな噺です、「落語は人間の業の肯定」と謳った立川談志さんがこの噺を好んだのも頷けます、とにかくこの噺に出てくる人間はみんな欲が深くて、ずるくて、自分の事しか考えていない。なのにそんな世界すら面白くしてしまうのが落語のマジック、いやイリュージョン。
絵にしたのは噺の冒頭、西念があんころ餅の餡を舐めるシーン。
それに私の名前「キューライス」の元ネタはこの落語に出てくるインチキ和尚のでたらめなお経なのです。どんなお経かというと…。
聴いてみてください。